重心を探そう!

昨日、東海村の原子力科学館で子供向けの理科教室(重心を探そう!)に講師として参加してきました。すごく天気が良くてお出かけ日和だったので、集まるかどうか心配していましたが、なかなか盛況でした。

私としては、理科教室関連の行事参加は3回目。まだまだ慣れませんが、早くもその魅力に取り憑かれている自分がいます。なんといっても、語りかけると返ってくる子供たちの素直な反応が楽しくてたまりません。小さい頃は子供の個性が出ますよね。面白くて仕方ないのか、何度も続けて質問したり答えたり、手を勢いよく上げるも、何を喋るか戸惑ってしまったり、お父さんお母さんと一緒だから良いところを見せようとしたのかな。そういえば明日は子供の日、みんな、このまま大人に気を使わず自由に思ったことを発言できる人になってね。応援してるよ。

そうそう、今回のテーマは重心を探そうということで、教材用に段ボールを任意の形に切り取ったものを用意。この周囲2点で糸を吊るし重心を求めるという実験をしました。写真を見て分かる通り、絵心のある講師がキャラクターを描いたのですが、がーん!子供たちには「オバQ」が通じません!そうなんだ。。。講師一同、若干凹みました。

あと、ピサの斜塔が倒れないのはバランスが取れているからと説明はしたものの、確信が持てず帰宅してから調べてみました。要は、土地が緩んで、傾いたのであれば傾き続けているはずで、これはバランスが取れているとは言えません。バランスが取れて傾きが止まっているのであれば、内部にそういう仕掛けがあるはず。小生も実物を見学し、塔の中にも入ったことがありますがなんの仕掛けもなかったような。。。実は、一見して分かりませんが、傾きを止めるために壁の厚みを変えるとか、鐘の位置をずらすとかあの手この手でバランスを取っているようです。よかった。水を入れたビール缶が斜めに立つ原理と同じという説明で正解でした。

なんか、子供向けの教室なのにのめり込んでしまいますよね。事務所の近くにも¥100ショップがあるのですが、最近は意味もなく店内を眺めて、教材を探しています。本業そっちのけで、こんなことしている自分が心配ですが、これからも可能な限り関わっていきたいと思っています。講師の皆さんお疲れ様でした。Wさん、写真送っていただきありがとうございます。 ではまた。