ドイツの景色:広い森を眺める(Josephskreuz)

知人が日本から様子を見にくるという知らせを聞き。どこか連れて行くところがないか現地スタッフと話していたら、”眺めが最高と言ったらここしかない” って奨められたところがココ。今回は、Harz山麓のど真ん中にあるJosephskreuzまでやって来ました。

森の入り口に車を停めて、ただひたすら森の中をトレッキングして、どんどん中へ入っていきます。と言っても結構道は広いので歩きやすいです。後から分かったことですが、一般の人が許可されているかは定かではないけど車も通れるようです。紅葉の時期かと思って期待していたのですが、もう終わってしまったみたい。ほとんど紅葉は見れませんでした。残念。。。

そうこうしている内に、目の前に巨大な鉄塔が現れます。アンテナがある訳じゃないし、なんの目的で造られたか定かではありませんが、とりあえず登ってみましょう。

狭い階段を上へ上へと登って行くのですが、狭くて降りる人と、登る人が交錯しなかなか進めません。そう、この日は家族連れとか、グループ客が多いみたいで階段は大混雑。でも上の方は狭くなっており、さらに上に行く人は少ないんですが、小学生くらいの少年が私と競うように登ってきます。”この狭いのに邪魔だなあ” ってお互い思っているに違いありません。彼は、登ること自体が目的だったのでしょう、さよならって言って、そそくさと降りていきました。

頂上からの眺めは圧巻の一言!写真ではうまく伝わりませんが、紅葉の時期ならは、地平線の彼方まで広がる絶景を拝めるはずです。そう、この鉄塔は展望台なんですね。鉄塔の下では、皆さんおしゃべりしながらゆっくり休んでます。Josephskreuzという名前を見て分かる通り、この鉄塔は巨大なクロスの形をしています。ただの展望台ではなくて、何か神聖な謂れがあるのかもしれませんね。

次の日、紹介してくれたスタッフに話をしたら、”えーマジでいったのー” って。お前が、紹介したんだろー! という訳で、知人を連れて行くのは諦めました。その後、別のスタッフ(前ににしんのバーガーを教えてくれた生産技術マネージャー)から、近くの街で屋外恐竜展示をやってるという話を聞き、今度は下見をせず知人を連れていきました。ところが、時すでに遅し、展示会は終了していました。入り口の巨大な一頭だけが気持ちよさそうに佇んでいました。