ドイツの街歩き:大企業のお膝元で(Wolfsburg)

ほぼほぼ企業城下町と化しているWolfsburgには何度となく訪れています。見どころは、この会社に隣接するAutostadt(自動車博物館というかテーマパーク)ですね。この企業グループの名車が展示され、街の誇りを感じ取ることができます。そして、仕事以外では訪れることがないこの街も、春を過ぎた頃、少しだけ楽しみが増えます。


初夏、この会社での打合せが終了し受付を出るとSpargel(大きな白アスパラ)売りのワゴンが営業していました。最近は日本のスーパーでも見かけるようになりましたが、技術者は大好物で、よく食べていました。皮を剥くのが大変なので家内には嫌がられますが。。。新鮮なSpargelは食感がいいんですよね。付け合わせではなくメインを張るご馳走です。大きいので、これ2、3本と付け合わせのポテト&卵があればもうお腹いっぱいになります。


でも今日のランチはこの会社の名物?Currywurstにしました。ソーセージの上にケチャップをかけ、カレー粉を振りかけたものですが、これまた中毒性があり、しばらく食べないと、ついつい注文してしまう代物です。ビールがあれば最高の組み合わせだったのですが、今日は打ち合わせがあるので我慢。そうそう、ここの社食はビールも販売されているんですよね。ドイツでは昼食にビールを飲んでも許されるらしく、今日は暑いので、何人かは確かに飲んでいました。もちろん節度があることを前提に許されているのでしょうが、日本との違いにビックリです。ドイツの場合、個人判断に委ねている部分が明らかに多いですよね。飲酒運転とかもそうですが、どんどん厳罰化を推し進める日本と、個人の裁量をあくまで重視するドイツ、考えさせられます(注:ドイツで飲酒運転が許されるという訳ではないですよ)。

日本の場合、個人主義が根付いていないんでしょうね。権利は主張するけど、義務については意外と無頓着。法に従っていれば、なんでも許されるみないな。。。戦後78年も経つのに、なんでこうなってしまったんでしょう。最近飛び込んでくるニュースを見ていると、明らかに他国とは違う日本社会の在り方に危機感を覚えます。

流石に、ちょっと違うなと政治家が気がついてくれればいいんですけどね。相対的なものなので海外と接していなければ実感も湧かないとは思いますが、観光地でピースサインをしている議員を見ると寂しくなります。実情は分かりませんが。。。なんだか、街から話がずれてしまいましたが、今回はこれくらいにしておきます。
自分で考え、自分の行動に責任を持てる社会が育つよう、私も関わっていきたいと思います。ではまた。