表面改質展2023に思う

昨日、大井の某カプセルホテルに宿泊しました。カプセルホテル好きという訳ではないのですが、小生もサウナが大好きで、よく泊りがけでサウナ施設へ行くのです。24h営業のサウナで泊りがけというと、リクライニングソファーで一夜を明かすのが定番ですが、ちょっと奮発して、ゆっくり寝ようという時はカプセルにランクアップします。

それにしても最近のカプセルは快適ですね。広いし清潔だし、何よりもいびきが聞こえなくなったのが技術者的には嬉しいかぎりです。客層が変わったからかもしれません。昔は、飲んだ勢いでそのままカプセルに宿泊という方が多かったこともあり、数カ所から聞こえてきていたものです。かく言う自分自身音源だったのかもしれませんが。。。初めてロウリュウというものに出会ったのは、もう10年以上前のことで、歌舞伎町のカプセルに宿泊した時でしたね。そのエンターテイメント性と突き刺さるような熱波に、感動すら覚えました。最近は、アウフグースとかいうらしいのですが、どこのサウナもおしゃれになりましたよね。サウナといえども清潔が一番。早く流行してくれれば良かったのにと思ってしまいます。

サウナについて語りたいことは多々ありますが、あとは、またの機会にしましょう。今回は、表面改質展2023を訪れたという話です。前日に、国際ロボット展をみた東京ビッグサイトにまたやってきました。最近、立て続けにここにきていますが、今日は表面改質展。技術者自身のライフワークともいうべきトライボロジー分野の技術展示会です。最近の表面処理表面改質の技術動向や課題を拾おうと、ワクワクしながらやってきました。

するとどうでしょう、表面改質展はホールの端っこの一角、ワクワクしてやってきた技術者にとっては、ちょっと肩透かし。そして、各ブースで話を聞いてみても、びっくりするような技術革新は、この分野では感じられませんでした。勝手な印象を言わせてもらえば、各社ともニッチな技術で差別化はしているものの、なかなかお客さんが見つからないというような状況。各社とも、苦労しているのかなと思いきや、そうでもない様子。

以前から感じることですが、この分野は学者さんが多いんですかね。何とも、上から目線で話し始める方の多さに、ちょっとだけ淋しい思いをしました。自身の技術(学識?)に酔いしれているのかなあ?それはそれで良いことかもしれませんが。。。使う側は、あるときは分野を跨いで、俯瞰して(冷静に、ある時は必死に)工法を選択していますよ。この方たちは本当に使う側の立場で課題を解決できているんだろうか?ちょっと不安になりました。でも、そんな中、快く話に付き合ってくれたブースもあり、ありがたく名刺交換もさせていただきました。メーカー様、今後ともよろしくお願いします。

私が皆様にしてあげられること = " 使う側の目線で、お客さんが何をしてもらいたいのか解釈し、プラスアルファの価値をお客さんに届けること " です。さまざまな表面処理、改質、加工法、材料を使い、さまざまな事象を経験し、失敗し続けてきました。拙い知恵しか持ち合わせていないかも知れませんが、頑張っている技術者をサポート、応援していきます。

そんなこともあり、表面改質展は思いの外あっけなく視察終了。その後は、同時開催の2023洗浄総合展真空展先端材料技術展高精度難加工技術展を全て見て回りました。なんと、茨城からの展示ブースもあり、お膝元にこんなメーカーさんがあったんだと、東京で再認識しました。お互い、地域を盛り上げていきましょうね。一通り、全展示会を巡ってみましたが、先端材料技術展でロケットのフェアリングの実物を見て、改めてその大きさとCFRPの成形技術に感動させてもらいました。H3ロケットのフェアリングはもっと大きいんだろうなと思いつつ。。。

展示会は活気があっていいですよね。今度は、ぜひ出店側で参加したいと思いました。。。いつになるか分かりませんが。 ではまた。