カイロス打上げ失敗?
先日、宇宙ベンチャースペースワンによる小型ロケット「カイロス」の打上げがニュースになりました。残念ながら打上げ直後に破壊という結果となりましたが、世論の大半は前向きで、励ましの声が多かったようです。スペースXを例に挙げ、" 最初はこんなもんだよ" という意見です。私も、全く同感で、何より周辺住民に危害が及ばないレベルに制御できたことは大きな成果ともいえます。ナイスオペレーション!次回以降に期待するし、世界的に高まっている宇宙開発の流れに乗り遅れないよう頑張ってほしいと思います。
そんな中、ちょっと過去のロケット打上げ失敗の原因を調べてみましたが、機械的な故障(部品破損)や、制御系のトラブルが多いように思います。いずれも、設計開発フェーズでの検討不足、すなわち予期できなかったトラブルではなく発生した後、設計者自身がなるほどと思うものばかりです。要は、あーしていればよかった、こうしておけばよかったということなんだと思います。まあ、この積み重ねが、技術力(信頼性)を高めていくのでしょうが、いつまでこういうレベルで開発を続けるのでしょう?
見落としをなくすことが重要であれば、やることは一つのような気がしますが、開発チームを応援したい反面、少し落胆したのも事実です。こんなことを繰り返していたら、いつまで経ってもスペースXには追いつけないし、他国の後塵を拝することにもなりかねません。もっともっと政府の関与も必要ですし、リソースの集中も必要なんではないですかね。決して、スペースワンに向かって言っている訳ではないですけど。
そういえば、先日新聞(だったと思うけど…)でみましたが、核廃棄物質を地球上で処理するのではなく、宇宙に打上げてしまえば?という案があるんですね。太陽に放り込むとか。私も、考えていた案だったので、やはり誰でも考えるよなと思いました。実現するには打上げ時の失敗は絶対許されないということが前提なので、今の打上げ技術では到底、実現不可能です。これを実現するためという訳ではないですが、言いたいことはこういうこと。つまり、今まで解決できなかった全人類が抱える問題を解決できる可能性を、ロケット打上げは秘めているということです。というわけで、引き続き小生も応援していきたいと思います。
そんなことしたらバチが当たるでしょって、家内は言っているけど。。。でもそれは、明らかに意識の問題。核廃棄物をゴミと呼んだ人が悪い。太陽に放り込んでも何の問題もないことは素人にも想像はつきます。そうそう、核処理生成物とか命名すればいいのです。福島の処理水問題と同じですよね。
ではまた。。。