ドイツの街歩き:城とワイン(Moritzburg)
会社の同僚から「Moritzburgでお祭りをやっていて、ワインが飲めるよ」と聞いたので、ワイン好きの技術者は週末にぶらっと訪れてみました。Dresdenの近郊なので、こちらに赴任した人達には馴染みの場所です。ここはいつでも行けると思い、いつも遠くの街ばかり訪ねていましたが、遂にやってきました。ワインに釣られて初めての訪問です。
ドイツワインの産地というと南西部に集中していますが、実はDresdenのあるザクセンもドイツでは有名な産地なんです。陶磁器で有名なMeissenや、Drenden近郊であれば、Elbe沿いに位置するRadebeulというところが有名です。特に名物という訳ではないと思いますが、すっきりとした辛口のリースリングが気に入っていて、帰国のたびに持ち帰ります。実は、技術者がまずこちらに来て覚えたドイツ語は、辛口を注文するための” trocken " なんです。あとは、Bitteをつければ何でも頼むことができますよね。Bitteは、何かと便利。
話はそれましたが、Moritzburg城は元々、王様が狩猟の拠点として造ったもので、広大な森の中の湖に浮かぶ優雅な城です。地図を見ると一目瞭然なのですが、初めてDresdenを訪れて地図を眺めると、なんだろうと目に留まるくらい大きな敷地を有します。周りは公園になっており放し飼いになっている鹿たちを見ながら、ゆっくりと散策できます。静かな森で、もっと早く訪れるべきだったと反省してしまいました。
さて、ワインを頂きに城に行ってみましょう。城に来てみてびっくり。さすがお祭り時期とあってワインを嗜む雰囲気とは程遠く、物凄い人混みです。Dresdenにこんなに人がいたのかと思えるくらい。まあ、観光客もいっぱいいるんだろうなと思いつつ、取り合えすエントランスを目指します。それにしても、湖に浮かぶ城は一見の価値ありです。新そうに見えますが、ほぼ当時のままの姿で残っているそうで、そのセンスには驚嘆しますよね。色褪せないとは、こういうことを言うのでしょうね。
折角来たのだからワインくらい飲まねば。。。気長に、エントランス前で並んでいますが、一向に進みません。今日は天気も良く、屋台のブルストを頬張りながら城の雰囲気を楽しんでいると、地元の高校生ですかね、マーチングバンドの行進が始まりました。城の周りをぐるーっと回って、、、いいもんですね。
とはいえ、全く行列が進みません。あたりも日が暮れてきたので、さすがに寒くなってきたし帰ることにしました。城のワインは、また別の機会にとっておこう。森も夕暮れ、今日は帰ってWeizenではなく、ワインで締めるとしよう。絶対に。。。
Moritzburg、Dresdenを訪問した際はぜひ立ち寄ってくださいね。
では、また。。。