スターライナーは打上がったけど

一昨日ボーイング社の宇宙船スターライナーが打ち上げられましたね。ロケットからの分離も滞りなく行われたようで、まずは何より。でも、打ち上げは延期につぐ延期でしたからね関係者はホッとしていることでしょう。これでアメリカはスペースXとボーイング、2社体制で有人飛行を運用できることになりますね。

そういえば、先日(6月2日)に中国の月探査船、嫦娥6号が月の裏側の南極付近に着陸したそうです。こちらのミッションは将来の月面基地建設を見据えたサンプル採取とのことです。水の存在が確認されれば、きっと月面の覇権争いが加速するんでしょうね。ここだけは、そっとしておいて欲しかったところですが、まあ、平和裡に開発が進むことを願ってます。

ロケットが打ち上がるたびに、そして失敗も含めて、何かあるごとにこの分野に興味が尽きない自分にとっては " そうか、もうここまで来たか " とか、" うわー、これは大変だ " とか一喜一憂していましたが、ここのところ立て続けに宇宙関連のニュースが飛び込んできますよね。今や衛星運用の民営化、商業化も進み、打ち上げも民間への移譲がトレンドです。この流れは日本も同様ですが、もっともっと強力な国の後押しが必要です。そうでなければ、国家主導で野心を持って強引にミッションを遂行する一部国家に遅れをとってしまいますよ。

こういったニュースを見た後、いつも、もどかしさが湧いてきます。今日もパーティー券問題の幕引きが問題だと、どこのメディアも盛り上がっています。そんなことより、この政府は一体この国をどこに向かわせようとしているのか、そもそもこの国には舵取りをできる能力があるのか、???マークで頭の中がいっぱいになります。まあ、そのうちロケット打ち上げなんてニュースにもならないくらい普通になるだろうから、一喜一憂することもなくなるでしょう。。。でも、その頃、どういう世界になっているんでしょうね。スターライナーの打上げ成功のニュースを聞きながら、なかなか、楽しみとはいえない自分がいます。  ではまた。。。