ん?ハラスメント

パワハラ、カスハラ…、最近はタメハラとかもよく耳にするようになりました。言葉使いや態度、以前は慣習的に見過ごされていたことが、問題視されるようになってきましたね。立場を利用してのハラスメントは確かにあってはならないけど、それにしても騒ぎすぎていませんかね?そこまで敵を攻撃して守ってあげなくても、もっと耐性を上げてあげた方が本人のためになると思うんですねどね。この状況、もうどっちが弱者なのか訳わかりません。本人のためを思って、意図的にそういう発言をする人もいるだろうに、変な世の中になってきましたね。。。

唐突ですが、当事務所の理念をHPのごあいさつで語っています。" 国の行く末を担っているのは、今も昔も科学技術を具現化する技術者に他ならず、技術者には価値創造に充てる自由な時間と、社会責任に見合うプライドが与えられるべき。そんな技術者に少しでも自由な時間を作ってあげたい。 " ということなんですが、さてこれは今の時代、これもハラスメント(差別発言)かも?受け取り方によっては、" 技術者以外は国の行く末を担っていないのか? " とか、" 技術者以外だって同じ会社の一員で、みんな自由な時間がないくらい頑張ってるよ… " とか言われそうです。

それはそうなのですが、社会に与える影響度を考えてみてほしいのです。技術者の存在、力量ほど社会に影響を与えているものはありません。サラリーマンであろうが、公務員であろうが、職人であろうが、研究職に就いていようが、技術者は他の職種とは違い、自分のプライドをもっと自覚すべきです。大袈裟だけど人類が進化し続けたのは、まさに道具を身につけ、改良し、便利なものを生み出し続けてきたからです。技術者が時代を切り開いて、進化させてきたのです。

以前ブログにも記載しましたが、技術には作る技術と、使う技術があります。どちらも科学技術を具現化する技術ですが、今は制御技術、情報技術が隆盛で、要は簡単に、遠隔で、無人で、VRで、サブスクで、、、さまざまな技術を使いこなすことができる時代です。そして使う技術は今、十分なサポート体制が整っています(という風に思えます)。そのうち技術者じゃなくても、普通になんでもできてしまう世の中になっていくでしょう。

でも、何かを創造するのが技術者の本懐でありモチベーションです。AIによってこの領域も一部取って代わられそうですが、実現するには人間的な葛藤や、苦労が伴い、努力も必要です。綺麗事では済まないこの領域、作る技術の領域で生きる技術者、ハラスメントにも負けず日々頑張っている大切な技術者を、ずっと後押ししていきたいです。そう、技術者として仲間を応援するのは差別発言でもなんでもありません。たまたま、私が貢献できるのが、こういうことだったということです。

考えすぎてしまいました。。。