ドイツの街歩き:小さな動物園(Hoyerswerda)
Bad Muskauからの帰り道、一面湿地帯の中に位置するHoyerswerda(ホイエルスヴェルダ)に立ち寄りました。このあたりは、戦後褐炭の採掘が盛んだったらしく、湿地帯にボコボコと沼やら湖ができているんです。地図でも分かるように、それはもう広大な規模で、どうなっているのか見てみたくなりますよね。でも、今回は湖を見たかった訳ではなく、Google mapで見つけた動物園を見に訪れてみました。
小さな街なので、動物園の場所はすぐに分かります。近くには城の博物館もあり、公園も含めて動物園と一体となっており、市民の憩いの場というところでしょうか。訪れる客もまばらで、それはもう気持ちよく動物たちの仕草を楽しめました。以前も書きましたが、ドイツはどんな小さな街でも動物園はありますよね。まずは、エントランスを抜けて大好きなワニを見学。公園のような敷地の中は、簡単な柵で囲まれあまりお金がかかっていない様子が見て取れます。
でも、定番の動物たち、ライオン、とら、しまうま、ひょう等は、見ることができます。さらに、得体の知れない四足獣がちらほら。うーん、なかなか貴重なものを見せてもらいました。敵を襲うことのない動物は、ここでは一緒にいるんですね。ダチョウとか、色々な動物と一緒で、実に楽しそうです。
ただここは湿地帯という土地柄もあってか、鶴(多分)とかフクロウ、その他鳥類が充実しているようです。初めて見る鳥もいくつかありました。そして、これまた技術者が好きなペンギンもいます。なるほど、鳥類だけでも訪れる価値ありですね。
しばし園内を散策していると、放し飼いの猫が、おりの中のリスをずっと眺めています。うちで飼っていた猫に背中姿がそっくりだったので、ついつい見入ってしまいました。振り向いたら顔は全然違っていましたけどね。そのうち、リスが近づいてきて猫もついつい手が出て、ケージに張り付いてしまいました。どこの国でも猫は猫だなー。天気も良く、こういうのどかな日に動物たちを見ていると、日頃の疲れも癒されますよね。園内には池もあり、アヒルが浮かんでいます。
そうこうしている内に2、3時間たってしまいました。結局、客は数人程度。ぜひまた訪れたいものです。帰りの道すがら、広い湿地帯に目をやると白鳥(多分)が羽を休めていました。
Hoyerswerdaは、Dresdenから北東へ5、60km程度。十分日帰り可能なところに、隠れ家的動物園を見つけました。。。