韓国中小企業技術指導事業?
昨日、KJCF(韓日産業技術協力財団)主催の本事業説明会に参加してきました。毎年、東京で行われている説明会ですが、私にとっては3回目の参加となりました。
どういう事業かというと、韓国の中小企業の技術指導を日本の技術者(ほとんどが技術士と思われます)が請け負うというもので、昨年は73社の指導が実現したようです。この事業を使えば、韓国の中小企業は費用の50〜60%を負担してもらえるので、結構申し込みはあるのですが、実現するのは半分くらいのようです。
知り合いの技術士のお誘いを受けて、私も登録をしているのですが、なかなか良い話が舞い込んできません。そういう私から今回説明会に集まった方々を眺めていると、" 自分の強みってなんなんだろう? " ってつくづく思ってしまいます。事例発表された方々の経歴とか見ていると、皆さん、それはそれは素晴らしい実績を残されていて、この方々を差し置いて自分なんかができる技術指導って何なんだろうと思ってしまうんですね。
でもそんな事は言ってられません。とにかく、強みを前面に出さねば。。。
小生の強みは、幸か不幸かそんなに出世はしなかったので、第一線、最前線で技術問題に向き合った経験が長いこと。当事者としての経験が長いがゆえに出会った品質問題の多さ、身をもって実現した解決策(具体策)の多さ、、、っていうことになるんだろうか?
私が用いた解決策というのは、ほとんどが例外なく研究所の仲間と作り上げたものなので、この仲間の見識まで含めれば、そうそうレベルの低いものではないはずです。研究所といっても日本を代表する大企業の研究所ですからね。そう考えれば、自分なんかが、、、なんて思うのはおかしいし、研究所の仲間にも失礼な話です。
というわけで、" 自信を持って、技術指導していこう " って思いを新たにした説明会でした。
説明会の内容は、指導事例だけではなくVISAの取り方から、韓国への渡航、滞在に関する話まで盛りだくさん。でも記憶に残っているのは、技術者なのになぜかマーケティングの指導を行うことになったというH氏のお話し。" 相手の企業と一緒になって汗をかけば、大概のことは何とかなる " というような趣旨の内容。バイタリティーのある話方で、楽しそうでした。確かに、記憶に残るのは、話の内容ではなく、印象だと納得しました。
今回、相席させていただいたY技術士事務所のY様、名刺交換させて頂きありがとうございました。
これからも、お互い活躍できたら嬉しいですね。来年またお会いしましょう。
ではまた。。。