Powtex2024を覗いてみた
韓日中小企業支援事業の説明会の後、東京ビッグサイトで行われていたPowtex2024を見てきました。Powtex2024というのは国際粉体工業展というイベントで、粉に関係する設備や、計測器を取り扱う企業が参加しています。なんで、これを見にきたか?、、、実は、この日に行われている展示会を探していたら、これが見つかったというわけなんです。
先日、つくば国際会議場で行われていたビジネスフェアで鋳砂の説明をしてくれたT社の記憶がまだ残っていたからなのか、粉に惹かれて申し込んでしまいました。
会場に入ると、ところ狭しとブースが並んでいますが、例のごとくつづら折り状に見て回ります。制限時間は4時間、たっぷりと時間はあります。
展示会の場合、私はいつも奥の方から、手前に向かって見て回ります。その方が、帰りが楽ですからね。まず最初は、破砕機や、攪拌装置が並ぶ装置メーカの展示エリア。この分野の装置を直近で見たことはなかったので、すごく新鮮でした。
破砕機や製粉装置なんて、みんな同じかと思ったら大間違い。部材の形状はもちろんのこと、ミクロン単位の隙間の設定や制御など、各社独自技術の塊です。至る所で撮影不可と言われた装置がたくさんありました。
技術者は流体機械が専門なので、やはり流れを扱う技術が目に留まります。具体的にはM社の攪拌装置が印象的でした。ベルヌーイ流攪拌機というのですが、上下方向にも流れを発生させることで泡立てずに均一に混ぜることができる代物。容器の底にくぼみがあっても溜まった粉体を浮き上がらせて攪拌するという技術です。顧客の多くは食品業界の様ですが、色々と応用可能ですよね。撮影許可された部分だけ掲載しますね。
他にもコンベア技術とか、粉体を流す配管内面のダメージを抑制する技術とか、紹介していたらキリがないのですが、応用できる技術分野がいっぱいあります。面白いですね。「アイデア自体には、なんの価値もない」と、あるブースのスタッフが熱く語ってくれましたが、確かにそうで、アイデアは形にしてこそ日の目を見るんですよね。こういう展示会に来ると、そのことを実感します。
興味のあるブースばかりで、質問攻めにしていたらイベントの終了時間になってしまいました。仕方がない、今日はこの辺にしておこう。外に出ると、左手に絵のような夕焼け、、、充実感いっぱいでPowtex2を後にしました。
夕方、電車の時間に余裕があったので、東京駅八重洲口にある大丸(デパ地下)でスイーツでも買って帰ろうと立ち寄りました。ところが、お目当てのスイーツ屋に行く前に、美味しそうな惣菜が目に入ってしまい、ついつい足が止まってしまいました。
夕方だったので、表示されている価格が意外と安く、さらに惣菜には20%OFFとか30%OFFとか表示されているじゃないですか。そして、技術者の前で購入しているお客さん(品のいいお父さん)は、あれもこれもとまとめ買いしています。" そんなに買ってどうするんだよー” って思いながら見ていましたが、私はエビチリとポテトサラダと、ちょっと贅沢にローストビーフを選びました。だって、ローストビーフなんて¥1,500くらいの表示だったので、30%OFFだと消費税入れても¥1,000くらいじゃないですか。それは買うしかないですよね〜。
ところがお会計でびっくり。ちょっと酒の肴に惣菜を買うつもりが合計で¥5,800って。。。そう、表示価格は100g当りだったみたいです。よく考えたら、惣菜コーナーって量り売りですよね。嬉しさのあまり、忘れてました。結局その日は、高級惣菜を肴に赤ワインで締めましたが、何とも複雑な一日となりました。
ではまた。。。