ドイツの景色:三つの川が交わる街(Passau)
ロマンチック街道やライン川もいいけど、ドイツには綺麗な街や、見所がいっぱいあります。今回からは、私が訪れた印象的なところを紹介します。
まず最初は、私がドイツに赴任してすぐに訪れたPassauです。なぜか名前の響きだけで訪問を決めた場所なんです。なので、行くまではどんなことろか分からなかったのですが、ドイツに赴任してよかった〜と思わせる街でした。地図で見ると、ちょうどドイツの右隅、Münchenから200km弱のオーストリア国境の街です。観光客で溢れていたので、多分有名な観光地なんでしょう。春の1日をゆっくりと堪能しました。
到着してすぐ、崖の上にある要塞跡を目指します。坂道(というか、ほぼ崖の小道)を登った先に要塞跡があり、ここからは半島に広がる街全体が見渡せます。Passauは、三つの川が交わる街として有名らしいのですが、写真を見てください。川が3色に分かれているのが分かりますか?手前の濃い流れがilz川、中央が有名なDonau川、向こう側がアルプスから流れてくるinn川です。三つの川は結局Donau川としてオーストリアに向かうのですが、ここから眺めるとinn川の水量が多いように見えます。本当のところは分かりませんが。。。今日は、天気もいいし、崖からの眺めは最高です。
しばらく眺めを楽しんだあと、川沿いを歩こうと思い、崖を降りました。まずは、ilz川沿いを歩きます。近くで見ても川は黒々していて、流れがゆっくりとしています。周りには花が咲いて、なんだかメルヘンチックな感じ。春ですね〜。
次はilz川沿い、半島側の河岸を歩いてみました。何やら塔のようなものがアクセントになって、明るい雰囲気。ちなみに半島の先端は公園のようになっていて、錨のモニュメントが置かれています。この近くから観光船が出ており、オーストリアのLinzまでDonau下りを楽しめます。でも、今日は諦めます。時間があるときにゆっくりと楽しむことにしましょう。
街をブラブラして、教会を見学したあと今晩の宿にチェックインしました。
一休みして、夕食に出かけます。街は小高い丘に沿ってできており、ホテルから小道を下って行くと、何やら傘が吊るされています。なんだろう。綺麗ではありますがアートの意味が伝わらず、残念。さらに歩いて川沿いに出るとレストランが目に入ります。まだ時間が早いからか、どこも結構空いてます。雰囲気だけで選び、とりあえず中へ。まずは、Weizenを注文し、店員におすすめを聞くと、クロアチア料理はどうですかと勧めます。言われるがまま、肉料理を注文しましたが、これが大正解!Weizenにも合って、最高の夕食となりました。
ボリュームがあったので、苦しいくらい。店を出る頃には、もうすっかり日が落ちて辺りは夕焼けに染まってます。川沿いは昼間とは違った穏やかな雰囲気を醸し出してます。店を出て振り返ると、Croatiaと書かれています。そういうことだったのかと納得し、ホテルに戻りました。今日はゆっくり眠れそうだ。