ドイツの街歩き:光学の街(Jena)

Dresdenから西に向かう4号線沿いには歴史的に意味のある街が点在します。シリーズ "ドイツの街歩き" まずは4号線沿いから紹介していきます。初回はCarl Friedrich Zeissが活躍した光学の街Jenaです。Dresdenからだと4号線で200km弱といったところでしょうか。

ドイツ国内を出張する際、ほとんどの場合は車で移動する訳ですが、同僚と出張すると道すがら、この街は何で有名なの?どんな歴史があるの?有名な出身者って誰?とよく質問攻めにしていました。4号線もよく通るので、Jenaに関しても話は聞いていました。同僚も昔、この町で目の手術を受けたそうで、メガネとかレンズとか光学で有名だという話は聞いていました。Zeissレンズは有名ですよね。Google Mapによる事前調査ではプラネタリウムもあるし自称宇宙好き、天体望遠鏡好きの自分にとっても一度は訪れたい街でした。

午前中の早い時間に到着して、まずはプラネタリウムに向かいます。公園の中の一施設という雰囲気ですが、まだ営業していません。ランチには早いですが、向かいのカフェで時間を潰すことにしましょう。ここは気さくなおばさんが、親切に話しかけてくれます。ドイツ特有の、これでもかというほど甘いケーキとカフェオレで開館を待つことにしました。

プラネタリウムが開館したので、おばさんに別れを告げ入場券を買いに行きます。やはり日本人が珍しいのか、説明はドイツ語だけだけど大丈夫かと気遣ってくれます。もちろん大丈夫なはずはなく、問題ないと言って入場したものの、説明は即BGMと化します。朝早く出発したことと、暖かい室内、リクライニングチェアとも相まって開始10ほどで深い眠りにつく事ができました。プラネタリウム自体は特に特徴はありませんが(と言ってもショーの中身は記憶にありません)、勿体なさもあって後ろ髪を引かれます。まあ、次の目的地、光学博物館へ向かいましょう。

目立たない建物なので少し探してしまいましたが、たどり着きました。ここ光学博物館は、顕微鏡や測量機器、メガネ、ルーペなどの歴史的展示物が充実しているようです。プラネタリウムの投影機の展示もあります。さすがにZeissのお膝元という感じ。残念だったのは望遠鏡の展示がほとんどなかった事。こればかりはドイツミュージアムにはかなわないかな。光学で思い出しましたが、Jenaの街に降りる前、4号線のトンネルの入り口付近でカメラが光りました。やってしまいました速度違反です。

ドイツでは後日振込の通知が送られてくるのですが、私がパソコンに向かって処理していると、”またやってるの?今度はどこで捕まったの?” って総務担当が呆れ顔で話しかけてきます。でもこればかりはねー、初めて訪れる街が多いので仕方ないですよねー。皆さんも気をつけてくださいね。特にトンネルの出入り口、幹線から街への出入り口、長い直線道路、住宅街の超低速区間などなど。そうそう、駐車違反も誰が見ているんだと不思議に想うくらいよく捕まります。話が脱線しましたが、初回はこれくらいにしておきます。ではまた。